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ファンタジーのフロアファンタジー1             管理人の年令指定小学5,6年から

「ハリー・ポッター」シリーズ
   『ハリー・ポッターと秘密の部屋』

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』 22cmの版の画像 この画像はリンクしていません

22cm・18cm(携帯版)
(イギリス)
J・K・ローリング 作
ダン・シュレシンジャー 表紙画・イラスト
松岡 佑子 訳
静山社
22cm ¥1,995(本体価格¥1,900+税5%)
18cm(携帯版) ¥998(本体価格¥950+税5%)


ハリー・ポッター」シリーズ2冊目

シリーズの2冊目。本国イギリスでの初版発行は、1998年(平成10年)。日本での初版発行は、2000年(平成12年)です。


『ハリー・ポッターと秘密の部屋』のあらすじ(冒頭部分のみ)

プリベット通り4番地のダーズリー家の朝食の席。ダーズリー氏が甥のハリーを怒鳴っています。

ハリーはダーズリー家の価値基準では全く認めることのできない「魔法使い」。そのハリーのペットのふくろうの鳴き声で早朝から起こされた、というのがダーズリー氏の怒りの理由です。

魔法使いのぺットのふくろうは、手紙や荷物を運んでくれる「メール便」や「宅急便」の役目も果たしてくれます。

そのため、「魔法」を忌み嫌うダーズリー氏は、ハリーのふくろうが魔法界の人物に手紙を運ばないように鳥かごに閉じ込め、ふくろうはそのせいでホーホー鳴き、そのせいでハリーが怒鳴られているのです。

今日がハリーの12才の誕生日であることなど、ダーズリー氏夫妻には頭にも浮かばす、商談のための夕食の準備に余念がありません。その息子ダドリーに至っては、誕生日のカードが一枚も来ないという理由で、ハリーに嫌がらせをするだけでした。

ダドリーとひと悶着起こしたせいで、ハリーはペチュニアおばさんに仕事を山ほど言いつけられます。やっと粗末な夕食を済ませて、自分の部屋に戻ったハリーを待っていたのは、ベッドに座り込んだ不思議なお客でした。

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1冊目よりパワーアップした危険と冒険

シリーズ2冊目のこの巻では、新しい登場人物や魔法のアイテムが加わって、1冊目でファンになった読者を裏切らない冒険が展開されます。

そして、ハリーを取り巻く危険、ハリーが立ち向かわなくてはならない脅威も1冊目よりパワーアップします。後半のクライマックスでは、手に汗を握る迫力のある場面もあります。

と言っても、登場人物も魔法のアイテムも笑いを誘うものがあって、ユーモラスな場面もあり、全体としては楽しめるエンターティメントであることに間違いありません。

1冊目の冒頭のエピソードの謎が解かれる

1冊目の冒頭の動物園でのエピソードが重要な意味を持っていたことが、この巻で明かされます。1冊目だけを読んだ段階では、「これはどうしてだろう?」と不思議に思った読者もいるかもしれないエピソードです。

作者がこのシリーズ全体のストーリーを、7冊を通して物語れるように練りに練ったということが、この点からもわかります。この謎が解かれた時が、ハリーが新たな危険に遭遇する始まりになります。

トルコ石色のフォード・アングリア車は作者の思い出

この2冊目は、作者の中等学校時代の親友、ショーン・ハリスに捧げられています。『ハリー・ポッター裏話』(静山社)によると、ショーンはトルコ石色のフォード・アングリアという車で作者とドライブしたそうです。当時、田舎に住んでいた作者にとっては、この車は「自由の象徴」だったとか。

そして、ショーン自身も、そっくりとは言わないまでも、ハリーの親友ロンに似ているそうです。(但し、子どもの頃の作者は、ハリーではなくハーマイオニーに近かったそう。)ロンのファンには、興味深い事実です。

このトルコ石色のフォード・アングリア車がこの物語でどんな役割を果たすのかは、読んでからのお楽しみです。

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1世紀の書物にルーツがある「もの」が登場

この巻での登場動物や魔法のアイテムにも、1冊目同様にルーツがあります。特にクライマックスでは、遠く1世紀のラテン語の『博物誌』までルーツがさかのぼれる「もの」が登場します。

危難への対処で成長してゆくハリーを描く巻

この巻では、ハリーの性格が1冊目よりはっきり現れてきます。危難に際しては、個々人の人間性が強く出るものです。

この巻のハリーは12才ですが、なかなか勇気のある少年で、その勇気は「優しさ」から来ています。そして、ダンブルドア校長との絆が深まる様子も描かれます。

人間として成長してゆくハリーを、だんだんはっきりして来る脅威と共に描く巻です。

映画もおもしろいけど、まずは原作を

この物語の映画については、1冊目の『ハリー・ポッターと賢者の石』の説明ページで述べたことと同じことが言えます。

映画ではその特性上、スピーディに展開させることに主力を置かざるを得ません。そのため、原作のエピソードの改変も多々あります。

逆に、原作ではわりとあっさりと描かれていた場面でも、「絵」として見せ場になるところはずいぶん膨らませていたりします。

原作で描かれる寮の管理人フィルチの秘密や、寮付きゴーストの「ほとんど首なしニック」とハリーの交流などは、映画では登場しません。ちょっと残念な気がします。原作でしか述べられていない印象的な言葉もいろいろあるのです。

この2作目の映画(クリス・コロンバス監督)も、原作の持ち味を表現していて楽しめますが、細かな設定や人物の心情の絡みなどはやはり描ききれません。原作をぜひ、お読みください。

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『ハリー・ポッターと秘密の部屋』のオンライン書店のページ

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「ハリー・ポッター」シリーズ関連のホームページ

「ハリー・ポッター」シリーズの出版社
      静山社

「ハリー・ポッター」に関する情報サイト
      ポッターマニア
    (特に映画の情報は詳細かつ膨大な量)

この物語の舞台であるイギリスの政府公認日本語公式サイト
      UK NOWサイト
  (イギリスに関するさまざまな情報を網羅)


このページの情報は、静山社のホームページ、「ハリー・ポッター」シリーズのあとがき、『ハリー・ポッター裏話』(静山社)、『ハリー・ポッターの魔法世界ガイド』(早川書房)などによります。


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