A5判変型・四六判変型・小B6判
(イギリス)
C・S・ルイス 作
ポーリン・ベインズ さし絵
瀬田 貞二 訳
岩波書店
A5判変型 ¥1,890(本体価格¥1,800+税5%)
四六判変型 ¥1,470(本体価格¥1,400+税5%)
小B6判 岩波少年文庫 ¥756(本体価格¥720+税5%)
「ナルニア国ものがたり」シリーズ6冊目、ナルニア年代記としては1冊目
「ナルニア国ものがたり」シリーズ6冊目。「ナルニア国」の年代記としては1冊目の、「ナルニア創世の記」です。本国イギリスでの初版発行は、1955年(昭和30年)です。
『魔術師のおい』のあらすじ(冒頭部分のみ)
まだ、シャーロック・ホームズがロンドンのベーカー街に住んでいた頃、ロンドンに住んでいた少女ポリーは、となりの家に、病身の母親と共にやって来た少年ディゴリーと知り合います。
となりの家に住んでいるアンドルー・ケタリー氏は、ディゴリーの母メイベルの兄で、ディゴリーの父がインドに行ったので、田舎からケタリー氏の家にやって来ることになったのでした。
以前からケタリー氏は、やはり妹のレティティアと一緒に住んでいますが、ディゴリーはこのレティおばさんから、アンドルーおじさんの書斎に絶対入らないように言われていました。ポリーは、このケタリー氏に怪しい挙動があることを、ディゴリーから聞きます。
友だちになったポリーとディゴリーは、棟続きの住宅の中を探検して遊んでいて、偶然、アンドルーおじさんの書斎に入り込んで、おじさんに見つかってしまいます。
異世界ファンタジーのおもしろさを満喫できるナルニア創世記
この巻では、ナルニアという国がどのようにしてできたのかが、明らかになります。出版順に読んで来られた読者には、今までに抱いていた数々の疑問が一度に解ける巻です。「なるほど、そうだったのか。」の連続になるでしょう。
そして、異世界ファンタジーのおもしろさを、たっぷり味わえる巻です。ロンドンの町に住んでいる、ごく普通の少年と少女が、思いがけずに異世界で冒険することになります。
キリスト教の価値観をどう受け取るかが評価の基準に
神話と旧約聖書を連想させる場面が見どころですが、なかなかユーモラスな場面もあります。また、ナルニア創世の場面の記述はまるで眼前に光景が浮かぶような緻密さで、これだけのストーリーを1冊にまとめ上げたC・S・ルイスが、非凡な才能の持ち主だったことは間違いありません。
この場面のバックボーンになっている、キリスト教の価値観をどう受け取るかが、それぞれの読者のこの作品に対する評価を決めることになるでしょう。
出版順に読んでこられた読者は、前作までのうちで、一番キリスト教の思想や価値観が強く出ていると思われるかも知れません。
「ホームズ」にまで言及する作者のユーモア
なお、言うまでもなく、シャーロック・ホームズはコナン・ドイルが創造した人物。主に1880年代から1890年代にかけて、名探偵として活躍したという設定になっています。「ナルニア国ものがたり」シリーズで、ホームズに言及するとは、作者C・S・ルイスの茶目っ気を感じます。
『魔術師のおい』関連のオンライン書店のページ
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「ナルニア国ものがたり」シリーズ関連の岩波書店の本や岩波書店以外のルイス関連の本・映画の紹介ページはこちらです。
「ナルニア国ものがたり」シリーズ関連のホームページ
「ナルニア国ものがたり」シリーズの出版社
岩波書店児童書編集部
映画「ナルニア国物語 第一章 ライオンと魔女」
2006年3月公開のディズニー映画の公式サイト
この物語の舞台であるイギリスの政府公認日本語公式サイト
UK NOWサイト
(イギリスに関するさまざまな情報を網羅)
このページの情報は、岩波書店の目録・ホームページ、「ナルニア国ものがたり」シリーズのあとがきなどによります。