A5判
(日本)
寺村 輝夫 作
岡本 颯子(さつこ) 絵
あかね書房
¥882(本体価格¥840+税5%)
「おはなしりょうりきょうしつ」シリーズ10冊目
シリーズ10冊目。最終巻です。第一刷発行は、1990年(平成2年)です。
『こまったさんのシチュー』のあらすじ(半分位まで)
駅前で、小さな花屋さんを夫と共に営んでいる「こまったさん」。寒いので、早じまいにしようと「こまったさん」が掃除を始めたところへ、電話でチューリップの花束の注文が入りました。男の子の声でした。
チューリップの花束を作って「こまったさん」は、店先に置いてあるストーブに手をかざして、男の子が取りに来るのを待ちました。
間違ってストーブに触ったところ、ストーブのニクロム線から白い粉が吹き出し、雪に変わりました。
作っておいたチューリップの花束を持ち上げると、花が茎からちぎれて舞い上がり、「こまったさん」は追いかけようとしましたが、店の外に不思議な男の子が立っていました。
この巻は台所が舞台に
今回のパラレルワールドは、「台所」「なべ」です。料理のコツの歌は、不思議な男の子が歌ってくれます。料理のコツの「ムノくん」マークも、ほとんどが男の子のセリフについています。
この巻の料理はシチュー2種
文中に登場する料理は、「カランガ・シチュー(ケニアのシチュー)」と「ラム肉のホワイト・シチュー」です。
フィナーレを飾る「こまったさん」のファッションに注目を
今回のイラストは、冬のファッションと、春の花であるチューリップの共演が楽しく、フィナーレを飾る「こまったさん」の華やかなファッションも見られます。「こまったさん」のリボンは、服とおそろいで黒地にピンクの楕円の水玉模様です。
後書きはケニアのシチューや、料理への作者の思いなど
作者による後書きは、文中にも登場するケニアのシチュー、カランガについてや、「こまったさん」のシリーズを終えるに当たっての締めくくりと言える、料理に対する作者の考えなどが述べられています。ページの下部のイラストは、ありません。