A5判
(日本)
寺村 輝夫 作
岡本 颯子(さつこ) 絵
あかね書房
¥882(本体価格¥840+税5%)
「おはなしりょうりきょうしつ」シリーズ3冊目
シリーズ3冊目。第一刷発行は、1983年(昭和58年)。
『こまったさんのハンバーグ』のあらすじ(半分位まで)
駅前で、小さな花屋さんを夫と共に営んでいる「こまったさん」。白いスーツを着た若い男の人に、バラとチューリップとカーネーションで花束を作って届けるようにと注文されて、地図を渡されます。
しかし、その地図は、「こまったさん」の知っている実際の町とは違う道が描かれていました。戸惑いながらも、「こまったさん」は自転車に乗って、配達に出かけます。
踏み切りを渡ると、そこには「こまったさん」の知らない町がありました。
引き返そうかと思ったとたんに、自転車が勝手に走り出して、白壁の家の前に止まりました。ドアが開いて、顔を出したのは、白いスーツを着た「キツネ」でした。
この巻には「動物たちの町」が登場
この巻のパラレルワールドは、存在しないはずの「動物たちの町」。「こまったさん」のペットの九官鳥(きゅうかんちょう)、「ムノくん」までなぜか遊びに来ています。
料理のコツの歌は動物たちが合唱
今回の料理のコツの歌は、動物たちの合唱です。(「こまったさん」も影響されて後で歌います。)ユニークなハンバーグの作り方を歌っています。夢があって楽しい、動物向け(?)ハンバーグです。材料は、メルヘンチックですが、作り方そのものは、人間用ハンバーグと同じ。
もちろん、文中の料理のコツには、「ムノくん」マークがあります。
この巻の料理はハンバーグとハンバーガー
文中に登場する料理は、「ステーキ・バラ・カーチュー」(但し、動物たちの料理です)、「ハンバーグ」、それと「こまったさん」特製の「ハンバーガー」です。
こまったさんのリボンは服とおそろいに
イラストは、この巻も絶好調。特に動物たちがたくさん登場して料理をする場面がかわいらしく、子どもたちには楽しいことでしょう。
「こまったさん」のリボンは、前作までの鮮やかなピンク色から、洋服とおそろいの茶色と白のチェックに変わりました。なかなかシックですが、「こまったさん」の「おっちょこちょい度」は前作よりもアップしています。
後書きはハンバーグのエピソードやハンバーグの歴史
作者による後書きは、作者のこどもの頃の、ハンバーグにまつわるエピソードや、ハンバーグの歴史が述べられています。ページの下部には、イラストでハンバーグを使ったさまざまな料理が紹介されています。