A5判
(日本)
寺村 輝夫 作
岡本 颯子(さつこ) 絵
あかね書房
¥882(本体価格¥840+税5%)
「おはなしりょうりきょうしつ」シリーズ6冊目
シリーズ6冊目。第一刷発行は、1985年(昭和60年)です。
『こまったさんのグラタン』のあらすじ(半分位まで)
駅前で、小さな花屋さんを夫と共に営んでいる「こまったさん」。朝から降っていた雨がお昼に止み、お客さんが増えました。急に忙しくなって「こまったさん」はお弁当を半分しか食べられず、お茶を飲むこともできません。
夫の「ヤマさん」は、雨が降っていた時に「今日は、ひま。」と決め付けて、家に帰ってしまっていたのです。
「こまったさん」は家に電話をしましたが、「ヤマさん」は出ません。最近凝っている、鉄道模型の鉄橋を買いに行ったのかも知れません。
トイレに行くひまも無かった「こまったさん」は怒りつつ、夕方早じまいをして家に帰ります。ドアを開けると、床にパノラマ写真のような風景が拡がっていました。
この巻は「鉄道」がテーマ、そして楽しい夫婦デュエットも
今回のパラレルワールドは、「鉄道模型」と「汽車」です。「小人の国」風の味付けもあります。料理のコツの歌は、「こまったさん」と「ヤマさん」の夫婦デュエット。息が合っています。
「こまったさん」が教える立場に
料理のコツの「ムノくん」マークは、その半分が「こまったさん」のセリフについています。いつもは誰かに料理を教えてもらうことが多い「こまったさん」も、今回は料理に不慣れな「ヤマさん」に教える立場です。
この巻の料理はグラタン4種
文中に登場する料理は、「マカロニ・グラタン」「貝柱のグラタン」「ほうれん草とハムのグラタン」「ポテトのグラタン」です。
イラストは初登場の「ヤマさん」に大注目
今回のイラストでは、なんと言っても初登場の「ヤマさん」が印象的。前巻までは文章のみの登場でしたが、6巻目にしてかなりのインパクトを持って登場です。
「こまったさん」のリボンは、セーターと同じ赤の地に、白の水玉模様です。
後書きは、グラタンやホワイトソースについてなど
作者による後書きは、グラタンについてと、グラタンに使われるホワイトソース(ベシャメル・ソース)の作者風の作り方と、その他のいろいろなソースについて述べられています。ページの下部には、イラストでさまざまなグラタン料理が紹介されています。