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   「少年探偵・江戸川乱歩」シリーズの旧版について

このページは、「少年探偵・江戸川乱歩」シリーズの旧版についての説明ページです。現在発行されている新版や、作者江戸川乱歩については、「少年探偵・江戸川乱歩」シリーズと作者についてのページをご覧ください。


ポプラ社の旧版の1冊目から5冊目までの表紙画像

「少年探偵・江戸川乱歩」シリーズの旧版は、1964年(昭和39年)から順次発行されました。その1冊目から5冊目まで、表紙画像を掲載します。(当サイトでは、ポプラ社より旧版の表紙画像も掲載許可をいただいています。)この表紙が懐かしい方も多いでしょう。

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本来の子ども向けの物語は26冊目まで

このシリーズの26冊目までは、初めから子どもを読者に想定して書かれたものです。27冊目の『黄金仮面』以降は、一般向けの小説を子ども向けに書き直したものです。

雑誌「サライ」の1992年(平成4年)7月2日号の特集「江戸川乱歩と少年探偵団」によると、この27冊目から46冊目までの20冊は、ポプラ社から「明智小五郎文庫」として発行されていた、おとな向けの作品を子ども向けに書き直した作品群です。

現在発行されている、いわゆる「少年探偵団」シリーズの作品は、その当時光文社から発行されていました。

ポプラ社はその後、光文社から「少年探偵団」シリーズの版権を譲り受けて、先の「明智小五郎文庫」と合わせて『少年探偵・江戸川乱歩全集』全46巻としたシリーズ(ハードカバー版)を、1964年(昭和39年)から順次発行しました。

(先の「明智小五郎文庫」全20巻は、そのままポプラ社文庫から発行されていました。)

現在発行されているのは、26冊目まで

しかし、現在では「少年探偵団」シリーズの26冊のみが「少年探偵・江戸川乱歩シリーズ」として、A5変形判のハードカバーと、新書に近いサイズの文庫判との2種類のサイズで発行されています。

旧版の27〜46巻や「明智小五郎文庫」全20巻は、絶版となっていますので、図書館や古書店で探してみてください。

アマゾンのページでは在庫切れの場合もありますが、このサイトの各巻の説明ページ下部にアマゾンマーケットプレイス(古書)のリンクを貼ってあります。

27冊目以降は平易な文章に直した乱歩の世界のエッセンス

26冊目までの作品では、初めから「人は殺さない」という子ども向けの配慮がされて書かれていますが、27冊目以降はその限りではありません。子ども向けに書き直したといっても、元は一般向けの、それもかなり趣味性の強い作品です。

ですから、本サイトとして「子どもにもおすすめ」とはっきりいえるのは26冊目までになります。27冊目以降は、一応子どもにも読めるように平易な文章にしてはあるものの、むしろ、おとなが短時間で読める乱歩作品のエッセンスのような本、という位置づけになると思います。

小学生にお勧めの1〜26冊目までの書名

以下の26冊が、初めから子ども向けに書かれた作品です。

この旧版のシリーズの番号は、原作の出版順ではありませんので、ご注意下さい。以下の順のまま読み進むと、作品中の設定など、前後しているところがあります。

もし、この旧版で初めて「少年探偵」シリーズをお読みになる場合は、新版の番号順でお読みになることをお勧めします。(新版の番号順は「少年探偵・江戸川乱歩」シリーズと作者についてのページの下部にあります。)

下記のリンクは、このサイト内の本の説明ページに飛びます。

書名 カバー絵 さし絵
 怪人二十面相 柳瀬 茂 山内 秀一
 妖怪博士 柳瀬 茂 柳瀬 茂
 少年探偵団 柳瀬 茂 山内 秀一
 青銅の魔人 柳瀬 茂 柳瀬 茂
 大金塊 柳瀬 茂 柳瀬 茂
 透明怪人 柳瀬 茂 柳瀬 茂
 怪奇四十面相 柳瀬 茂 柳瀬 茂
 地底の魔術王 柳瀬 茂 山内 秀一
 電人M 柳瀬 茂 山内 秀一
10  宇宙怪人 柳瀬 茂 柳瀬 茂
11  奇面城の秘密 柳瀬 茂 柳瀬 茂
12  黄金豹 柳瀬 茂 柳瀬 茂
13  サーカスの怪人 柳瀬 茂 山内 秀一
14  夜光人間 柳瀬 茂 柳瀬 茂
15  塔上の奇術師 柳瀬 茂 山内 秀一
16  仮面の恐怖王 武部 本一郎 武部 本一郎
17  鉄人Q 木村 正志 木村 正志
18  魔法博士 岩井 泰三 岩井 泰三
19  灰色の巨人 武部 本一郎 中村 秀夫
20  魔人ゴング 伊勢田 邦貴 伊勢田 邦貴
21  海底の魔術師 吉田 郁也 吉田 郁也
22  空飛ぶ二十面相 柳瀬 茂 柳瀬 茂
23  悪魔人形 柳 柊二 柳 柊二
24  鉄塔王国の恐怖 柳瀬 茂 柳瀬 茂
25  黄金の怪獣 吉田 郁也 吉田 郁也
26  二十面相の呪い 中村 秀夫 中村 秀夫

以上の26冊が、初めから子ども向けに書かれた作品です。

中学生以上向けの27冊目から46冊目までの書名

以下の27冊目からは、一般向けに発表された小説を子ども向けに書き直したものです。

上述しているように、子ども向けに書き直したと言っても、27冊目以降の作品は乱歩の趣味性が強いので、小学生にはお勧めしません。少なくても中学生以上で、フィクションをフィクションとして見ることができる方に向く作品です。ご注意ください。

小学生には、1冊目の『怪人二十面相』から26冊目の『二十面相の呪い』までをお勧めします。

27  黄金仮面 柳瀬 茂 山内 秀一
28  呪いの指紋 柳瀬 茂 柳瀬 茂
29  魔術師 柳瀬 茂 山内 秀一
30  大暗室 柳瀬 茂 山内 秀一
31  赤い妖虫 柳瀬 茂 柳瀬 茂
32  地獄の仮面 柳瀬 茂 岩井 泰三
33  黒い魔女 柳瀬 茂 岩井 泰三
34  緑衣の鬼 柳瀬 茂 武部 本一郎
35  地獄の道化師 柳瀬 茂 岩井 泰三
36  影男 吉田 郁也 中村 猛男
37  暗黒星 武部 本一郎 木村 正志
38  白い羽根の謎 岩井 泰三 岩井 泰三
39  死の十字路 山内 秀一 山内 秀一
40  恐怖の魔人王 岩井 泰三 岩井 泰三
41  一寸法師 岩井 泰三 岩井 泰三
42  蜘蛛男 柳瀬 茂 柳瀬 茂
43  幽鬼の塔 岩井 泰三 山内 秀一
44  人間豹 岩井 泰三 岩井 泰三
45  時計塔の秘密 岩井 泰三 岩井 泰三
46  三角館の恐怖 岩井 泰三 岩井 泰三

このページの情報は、ポプラ社の目録や名張市図書館のホームページ、雑誌「サライ」の特集「江戸川乱歩と少年探偵団」などによります。


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