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外国のミステリー2 
小学上級から
「シャーロック・ホームズ全集」より
『シャーロック・ホームズの事件簿(上)』
20×14cm
(イギリス)
コナン・ドイル 著
福島 正実・加藤 喬・常盤 新平・内田 庶(ちかし) 訳
A・ギルバート さし絵
偕成社
¥1,260(本体価格¥1,200+税5%)
偕成社版「シャーロック・ホームズ全集」の13冊目(短編集)
1921年(大正10年)から1927年(昭和2年)にかけて、ストランド・マガジンに掲載された作品のうち、この上巻には前半の6編を収録。「ホームズもの」の五番目であり、最後の短編集。一話読み切り形式。
この上巻に収録された作品の掲載時、ドイル62〜66歳。
『シャーロック・ホームズの事件簿(上)』の収録作品は『マザリンの宝石』『ソア橋』『這う人』『吸血鬼』『三人ガリデブ』『高名の依頼人』
この上巻の収録作品は、1921年(大正10年)10月号掲載の『マザリンの宝石』(福島正実・加藤喬 共訳)、1922年(大正11年)2月号・3月号掲載の『ソア橋』(常盤新平訳)、1923(大正12年)年3月号掲載の『這う人』(福島正実・加藤喬 共訳)。
そして1924年(大正13年)1月号掲載の『吸血鬼』(内田庶訳)、1925年(大正14年)1月号掲載の『三人ガリデブ』(福島正実・加藤喬 共訳)、1925年2月号・3月号掲載の『高名の依頼人』(福島正実・加藤喬 共訳)の6編です。
なお、偕成社版の作品解説によると、『三人ガリデブ』と『高名の依頼人』の2編は、ストランド・マガジンより先に、アメリカのコリヤーズ・ウィークリーに掲載されたそうです。
『マザリンの宝石』はもともと戯曲として書いた作品
『マザリンの宝石』は、珍しくホームズの部屋だけが舞台です。すぐ舞台劇になりそう、と思っていましたが、作品解説に、戯曲として書いたものを元にしてこの作品に仕上げたとありました。
戯曲のタイトルは『王冠ダイヤ─シャーロック・ホームズと過ごす夕べ』というのだそうです。(なんだかディナー・ショーを連想させるタイトルです。)
『ソア橋』は金鉱王の妻の死のトリック
『ソア橋』は、金鉱王の妻の死に関する意外なトリックが描かれます。いつも通り、ホームズの観察力と推理がトリックを見破ります。心理洞察もお見事。
『這う人』は大学教授の奇行について
『這う人』は、大学教授の奇行を巡る作品です。犯罪事件ではないものの、知的で社会的地位もあるとされている人間の異常な行動を、ホームズが解き明かします。
道具立てがおもしろく、また、タイトルも興味をそそり、60歳を過ぎても衰えないドイルの才能を感じます。
『吸血鬼』は怪奇趣味の強い作品
『吸血鬼』は、『這う人』よりももっと怪奇趣味の強い作品です。もちろん、ブラム・ストーカーの『吸血鬼』とは違い、筋道を立てた論理的なホームズの推理で真相が明らかになります。
『三人ガリデブ』では奇抜な遺言状が
『三人ガリデブ』は、奇抜な遺言状が『シャーロック・ホームズの冒険』に収録された某作品を思い出させます。似ている作品があるとはいうものの、アイデアが印象に残ります。
この作品も、ホームズの観察力が真相をつかむきっかけになります。
『高名の依頼人』は悪人にだまされている女性を救うため奔走
『高名の依頼人』は、悪人である相手の性質を見抜けず、結婚しようとしている若い女性を救いたいという、身元を明かさない依頼人のため、ホームズが奔走します。
ホームズは襲われてケガをし、ワトスンは中国の陶磁器の研究に24時間没頭することになります。
あとがきは、今までに描かれたホームズの絵について
偕成社版のあとがきは、「漫画のホームズ」。今までに描かれた、たくさんのホームズの絵が載せられています。ホームズ像の代表とされている、シドニー・パジェットの絵ももちろんあります。
その他、ホームズに関するひとコママンガも載せられています。宇宙服姿のホームズとワトスンまで登場します。
『シャーロック・ホームズの事件簿(上)』のオンライン書店のページ
偕成社 20×14cm (A5判より縦が1cm、横が8mm小さいサイズ)
シャーロック=ホームズの事件簿 上 シャーロック=ホームズ全集 (13)
(アマゾン)
シャーロック・ホームズ全集13 シャーロック・ホームズの事件簿(上)
(セブンアンドワイ)
『シャーロック・ホームズの事件簿(上)』の偕成社以外の本やDVDのページはこちらです。
『シャーロック・ホームズの事件簿(上)』関連のホームページ
「シャーロック・ホームズ全集」の出版社
偕成社
「シャーロック・ホームズの冒険」のDVD(ジェレミー・ブレッド主演グラナダ放送のドラマ)の発売・販売元
ハピネット・ピクチャーズ
「シャーロック・ホームズの冒険」のDVD(ジェレミー・ブレッド主演のグラナダ放送のドラマ)についての個人サイト(ネタバレあり、未読の方は注意を)
シャーロック・ホームズの冒険研究所
(当サイトよりあらすじを詳述、ドラマの写真を多数掲載)
221b Baker Street
(原作と比較し、ドラマについて文章にて解説、あらすじは特に詳述)
「シャーロック・ホームズ博物館」の日本語サイト
シャーロック・ホームズ博物館
「シャーロック・ホームズ」シリーズの舞台であるイギリスの政府公認日本語公式サイト
UK NOWサイト
(イギリスに関するさまざまな情報を網羅)
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