四六判
(アメリカ)
E・W・ヒルディック 作
蕗沢 忠枝 訳
あかね書房
新版 ¥945(本体価格¥900+税5%)
「マガーク少年探偵団」シリーズ9冊目、但し新版では7冊目
シリーズの9冊目。但し、現在出版されている新版には、旧版の5冊目の『スーパースターをすくえ』と『まぼろしのカエル』が抜けているため、新版では7冊目になります。
上の表紙画像は旧版のものです。新版の画像はこのページ下部のアマゾンのリンクをクリックすると見られます。
『木の上のたからもの』のあらすじ(半分位まで)
シリーズ9冊目は、ふたりの小さな女の子が「助けて」と、探偵団本部に飛び込んでくるという劇的な幕開けです。
大きな木にネコがどんどん登ってしまい、このままでは落ちて死んでしまう、とふたりは訴えます。マガークは、ネコの救出は探偵団の仕事ではないと断りますが、木登り名人のワンダがこれを放っておくはずはありません。
他の団員たちもワンダに同調、マガークは仕方なくこれは「自殺者を救う仕事」とこじつけて、全員ネコの登った木に向かいます。
ワンダは難なく登ってネコを救出、しかし木の幹がふたまたになっているところに、いろんな物があることを発見します。
マガークはこれを盗品の隠し場所と推理し、調査に取りかかります。はじめ発見した物はガラクタばかりでしたが、そのうちに値打ちものの銀の鉢が木の幹に置かれていて、事件は思いがけない方向へ向かいます。
警察側に新キャラクター登場
今回はまた、キャシディ巡査とカスパー警部補が登場、新顔のモレリイ巡査も加わります。(モレリイ巡査はあまり友好的ではありません。)
カスパー警部補は、マガーク探偵団の面々がまじめに事件に取り組んでいることを理解してきたらしく、団員たちも調査がしやすくなりました。
容疑者を絞り込むブレインズの論理的な方法が見どころ
見どころは、容疑者を絞り込むためのブレインズの「人間コンピューター」。なかなか論理的でおもしろい、カードを使った方法です。
それから冒頭のマガークの言動。ネコを自殺者に見立て、ブレインズは「身内の者」をなぐさめろ、ウイリーは「牧師としてネコを説得しろ」と命令するあたり、性格がよく出ていてついつい、笑ってしまいます。
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