B5判
(日本)
いわむらかずお 作
童心社
¥1,260(本体価格¥1,200+税5%)
「14ひきのシリーズ」の9冊目。読み聞かせに向いている本です。
『14ひきのこもりうた』のあらすじ(半分ぐらいまで)
夕方。ねずみたちの家である大きな木も、深い緑色の影に包まれ、外仕事に行ったおじいさんたちが帰って来ました。
家の中では、木の芽のシチューが煮えてきています。こどもたちとおじいさんは、夕食の前にお風呂に入ります。広いお風呂場で、遊びながらの楽しい入浴タイムです。
そして、みんな揃っての楽しい夕ごはん。
何気ない日常の幸せな夕べを、色の変化と共に描く
この巻では、ねずみたちの夕方から夜のひとときが描かれます。外の風景よりも、家の中が中心で、台所やお風呂場、夕餉のテーブルなど、何気ない日常の風景がていねいに、夕方と夜の空気感を伴って描かれています。
幸せな夕べを絵にしたらこうなる、という見本のようです。
緑色、青緑、青色と変化して行く色が、時間の経過を感じさせてくれます。そして楽しいだんらんは、暖かな黄色と黄緑色が基調です。
一日の終わりを、おだやかに幸福感を持って閉じられる巻です。
物語の終わりに「14ひきのこもりうた」の楽譜が
おまけ(?)として、裏表紙に「14ひきのこもりうた」という楽譜が掲載されています。作詞はいわむらかずおさん、作曲は「てらしまなおひこ」さん。
伴奏付きのピアノ譜で、ヘ長調の曲です。ピアノで実際に弾いてみたところ、おだやかで優しい「こもりうた」でした。
楽譜の難易度は、大体、バイエル終わり頃ぐらいで弾けるレベル。(バイエル90番頃でヘ長調が出てきますから。)
そこまで進んでいなくても、#や♭など臨時記号が理解できれば弾けそうです。
このシリーズの『14ひきのあさごはん』と『14ひきのさむいふゆ』については、この「こもりうた」と同じ作曲者によるピアノ連弾用の楽譜が、音楽之友社より出版されています。
それぞれの巻の説明ページの下部に、オンライン書店のページへのリンクがあります。
季節は多分秋ごろ
なお、この巻には外の風景があまり出てきませんので、季節がはっきりしませんが、夕陽の影が「長い」という記述がありますので、「秋」かと思います。セット販売でも、この巻は「秋・冬セット」に入っています。
『14ひきのこもりうた』のオンライン書店のページ
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