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外国の物語絵本
年令指定なし
幼児からおとなまで
「くまの アーネストおじさん」のシリーズより
『セレスティーヌの クリスマス』
25×25cm
(ベルギー)
ガブリエル・バンサン 作
もり ひさし 訳
BL出版
¥1,680(本体価格¥1,600+税5%)
「くまの アーネストおじさん」シリーズ10冊目。読み聞かせに向く本です。
『セレスティーヌの クリスマス』のあらすじ(半分位まで)
アーネストとセレスティーヌは、クリスマスにはセレスティーヌの友達を招いて、パーティーをしようと約束していました。でも、アーネストは、お金がないので今回はあきらめようと言い出します。
パーティーをあきらめきれないセレスティーヌは、お金をかけない、手作りパーティーをしようとアーネストを説得します。
いつものように、初めはセレスティーヌの提案に乗り気ではないアーネストですが、セレスティーヌの熱意にほだされて、パーティーの準備に取りかかります。
クリスマスツリーは森から切り出し、ケーキは手作り、友達へのプレゼントや部屋の飾りも手作り。二人は一生懸命です。
手作り感いっぱいのパーティーには、セレスティーヌのいとこのマックスも招きますが、やって来たマックスは、セレスティーヌが一生懸命準備したクリスマスツリーを、けなすのでした。
パーティの準備のページに注目を
今回、ガブリエル・バンサンは、パーティーの準備をしているふたりを、見開き2ページを使って大きく描いています。
もみの木が転がり、プレゼント用に描いたサンタやクリスマスツリーの絵が散らばり、セレスティーヌお気に入りのぬいぐるみのシメオンが椅子に座っています。
そして、頭の上にはふたりの洗濯物が干してあって、とても庶民的。
お金がなくて、工夫するのも楽しみにしてしまう二人の性格
セレスティーヌの洗濯物にはツギはありませんが、アーネストの下着や靴下には大きなツギがあり、「確かにお金がないんだな。」と感じます。
それでもふたりはめげずに、足りない食器はまたまたゴミ捨て場から調達、ついでに衣装用の布地まで、手に入れてきます。
部屋をプレゼントや飾りで占領されているのか、台所で眠るセレスティーヌの横で、こっそり衣装を作るアーネストは楽しそう。
お金がなくても、工夫して自分のできることをして楽しもう、というのはこのふたりの面目躍如、といった感じです。
いとこマックスの登場も楽しい結末へ
この巻では、セレスティーヌのいとこ「マックス」も登場します。
(『セレスティーヌのおいたち』を思うと「いとこ」の存在は、「?」と思うのですが、その辺りは置いといて、)マックスの登場は少々波乱含みなのですが、楽天家のアーネストとセレスティーヌのパーティーなので、楽しさいっぱいの結末につながります。
この巻からも音楽が聞こえそう
パーティーの場面からは、『ふたりは まちの おんがくか』と同じように、楽しい音楽が聞こえてきそうです。
この巻に、漢字はありません。