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外国の物語絵本
年令指定なし
幼児からおとなまで
「くまの アーネストおじさん」のシリーズより
『とおいひの うた』
21×24cm
(ベルギー)
ガブリエル・バンサン 作
もり ひさし 訳
BL出版
¥1,470(本体価格¥1,400+税5%)
「くまの アーネストおじさん」シリーズ16冊目。読み聞かせに向く本です。
『とおいひの うた』のあらすじ(半分位まで)
街角で、流れてきたバイオリンのメロディを聞いた途端、アーネストの様子が変になります。涙が出て来たのです。
心配したセレスティーヌは、バイオリンを弾いていたおじさんのところに行きます。そのメロディを聞いて悲しんでいる、と聞いたおじさんは、アーネストを連れてくるように言います。
二人に面識はないのですが、アーネストは持っていたお金を全部、バイオリン弾きのおじさんにあげてしまいます。そして、なおも涙が出てきます。
なにやら訳ありのアーネストですが、セレスティーヌの食べたい物を聞いてくれて、「今日だけ」と言って、そのパスタで遊ぶことを許してくれます。
でも、またもや自分の思いにふけり、バイオリンを何時間も弾き続けます。セレスティーヌは、いつもと違って自分に注意を向けてくれないアーネストに不安になります。
アーネストの出身地が明らかに
この巻は、夢中になってバイオリンを弾いているアーネストと、アーネストに寄り添いながらも不安げな表情のセレスティーヌが表紙です。
この巻では、アーネストの出身地が明らかになります。
どんな暮らしをしていたのか、なぜ故郷を離れたのか、それは何も語られていませんが、故郷を離れて暮らす者にとっては、その土地の歌は特別です。
それぞれの思いを抱えて仲良く暮らす二人
自分の思いに夢中になってしまうアーネスト、そんなアーネストにじれったくなるセレスティーヌ。そのセレスティーヌを、いつものようにガブリエル・バンサンは表情豊かに描きます。
セレスティーヌの気持ちもわかるし、アーネストもまた、昔いろいろなことがあったんだろうな、と感じます。
おとなの思いと、子どもの思い、それぞれの思いを抱えつつ、ふたりはまた、仲良く暮らして行きます。
アーネストの過去に思いを馳せる、人生を感じさせる巻です。
この巻に、漢字はありません。