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外国の物語絵本
年令指定なし
幼児からおとなまで
「くまの アーネストおじさん」のシリーズより
『セレスティーヌの おいたち』
21×24cm
(ベルギー)
ガブリエル・バンサン 作
もり ひさし 訳
BL出版
¥1,365(本体価格¥1,300+税5%)
「くまの アーネストおじさん」シリーズ20冊目。最終巻。読み聞かせに向く本です。
『セレスティーヌの おいたち』のあらすじ(半分位まで)
浮かない顔のセレスティーヌ。アーネストの呼びかけにも、はっきりしない返事をします。
セレスティーヌは、自分がどこから来たのか、知りたいと思っていました。でも、なんとなく言い出しにくく、また、アーネストもそれを察しています。
その場面を引き伸ばそうと、アーネストは買い物に出ることにします。
しかし、遂にセレスティーヌは質問し、アーネストは言いにくい「本当のこと」を話し始めます。
シリーズ最終巻、遺作となった巻
「くまの アーネストおじさん」シリーズの20冊目、最終巻です。
作者ガブリエル・バンサンは2000年の9月に亡くなり、この本の発行は2003年ですから、遺作ということになります。
表紙からすでに感じるセレスティーヌの心の揺れ
お店のショーウィンドウをのぞいているアーネストと、少し離れたところからそれを見ているセレスティーヌの絵が表紙。
いつもならアーネストとセレスティーヌは、手をつないだりしてくっついているのですから、セレスティーヌの心の中に何か気がかりがあるのかなと、すでに表紙から感じます。
セレスティーヌの心の揺れを、ガブリエル・バンサンは的確に描き出します。
アーネストの一貫した誠実さが胸を打つ
そして言いにくい事実であっても、「本当のこと」を知りたがっているセレスティーヌに対して、アーネストは誠実に向き合います。
そもそもセレスティーヌの人生の始めから、アーネストはずっと誠実に接してきたのです。その暖かさが、読者の胸を打ちます。
美しい線と色彩で描かれた「優しさ」を一人でも多くの方に
作者の死により、もう、新作の「くまの アーネストおじさん」が出版されることはありません。
しかし、くまのアーネストおじさんと子ねずみのセレスティーヌの姿を借りて、美しい線と色彩で作者が伝えてくれる優しさや思いやりの心は、決して色あせることはないでしょう。
一人でも多くの方が、この「くまの アーネストおじさん」のシリーズを読んでくれることを願っています。
セレスティーヌとアーネストの出会いは、デッサン絵本の『セレスティーヌ アーネストとの出会い』に詳しく描かれています。
漢字は「月」と「日」だけです。