31×23cm
(ベルギー)
エルジェ 作
川口 恵子 訳
大川 おさ武 文字
福音館書店
¥1,,680(本体価格¥1,600+税5%)
原作の7冊目、福音館書店では1冊目
原作発表は1938年(昭和13年)。原作の出版順は、7番目。福音館書店の出版順では1番目です。
『黒い島のひみつ』のあらすじ(冒頭部分のみ)
愛犬スノーウィと散歩中のタンタンは、自家用機らしい飛行機が不時着したのを見て駆けつけます。しかし、乗員にいきなりピストルで撃たれます。
幸い、軽傷ですみ、病院に面会に来たデュポン、デュボンの両刑事に、その飛行機には登録ナンバーがついていなかったと話します。そこへインターポール(国際警察)から、ナンバーのない飛行機がイギリスで墜落した、という連絡が入ります。
タンタンは謎を追うため、イギリスへ向かいます。ナンバーのない飛行機の乗員の仲間とおぼしき連中は、妨害工作に出ます。なんとかイギリスに渡ったタンタンですが、悪党たちはしつこくタンタンの命を狙います。
スピーディーな展開で理解しやすいストーリー
この巻は、わかり易い(?)悪党たちの悪事にタンタンが迫ります。前巻の『かけた耳』では一部のセリフが長くて、少々ストーリーがわかりにくいところがありましたが、この巻はすんなり頭に入って来ます。展開もスピーディで、エンターテイメントとして楽しめます。
タンタンのファッションにも注目
お笑い担当のデュポン、デュボンのふたりがユーモアを添え、珍しいキルト姿のタンタンも見られます。
タンタンのファッションについてはシリーズの中で少々変化があります。
「タンタンタイムス」によると『なぞのユニコーン号』以降はコートやジャケットの下が、青いセーター、白いシャツ、白い靴下、(ボトムはほとんどニッカボーカー)というのが定番です。
それ以前の巻は靴下の色が黒になったり、シャツが黄色になったり、微妙に変化していました。
1938年(昭和13年)発表のこの巻の前半では、1943年(昭和18年)に発表された『なぞのユニコーン号』以降で定番になったはずのファッションでタンタンが登場しています。
これは、現在、福音館書店から出版されている版が、1965年(昭和40年)に描き直されたものだからだそうです。初期のころはエルジェもまだ、タンタンのファッションをいろいろ試行錯誤していたのかも知れません。
スノーウィは「いける口」
それから、この巻でスノーウィが「いける口」だということが判明。ウィスキーをなめて酔っ払い、なにやら歌っております。
ヨーロッパやスコットランドの風物は一見の価値あり
物語はいつものように、危険をかいくぐりつつ、謎に迫るタンタンを描いていますが、ヨーロッパやスコットランド風の建物や風景など、一見の価値があります。
「イギリス」には「スコットランド」も含まれる
なお、「イギリス」と「スコットランド」の関係ですが、「イギリス」というのは、大ブリテン島のイングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランド島の北部からなる連合王国のこと。
単に「イギリス」だの「英国」といった場合は、これらの場所が全部含まれるということです。
「イギリス」イコール「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」です。
『黒い島のひみつ』のオンライン書店のページ
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『黒い島のひみつ』関連のホームページ
「タンタンの冒険旅行」シリーズの出版社
福音館書店
タンタンの公式ホームページ
TINTIN JAPAN
作者 エルジェの母国 ベルギーに関するホームページ
ベルギー観光局