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「タンタンの冒険旅行」のシリーズより
   『燃える水の国 −タンタンの冒険旅行10−』

「タンタンの冒険旅行」のシリーズより 『燃える水の国』 この画像はリンクしていません

31×23cm
(ベルギー)
エルジェ 作
川口 恵子 訳
大川 おさ武 文字
福音館書店
¥1,680(本体価格¥1,600+税5%)


原作の15冊目、福音館書店では10冊目

原作発表は1950年(昭和25年)。原作の出版順は、15番目。福音館書店の出版順では10番目です。


『燃える水の国』のあらすじ(冒頭部分のみ)

おとぼけコンビの刑事デュポンとデュボンが、車にガソリンを入れてもらうところから、物語が始まります。ガソリンを入れたばかりの車は、少し走ったところで、「ボーン!」とエンジンが爆発してしまいます。

翌日、不穏な社会情勢を伝える新聞記事を読んでいたタンタンの元へ、デュポンとデュボンが訪れ、エンジン爆発の話を始めます。あちこちで、エンジンの爆発が頻発していました。

デュポンとデュボンは、ガソリンの製造元のシムン社を疑い、ドライバーとして潜り込みます。タンタンはスピードル社の専務に話を聞きますが、結局原因はわからず、ひとりで石油タンクの近くに出かけて、手がかりらしい話を立ち聞きします。

その話からタンタンは、ケメドに向かう石油タンカーの「スピードル号」に、無線技師として乗り込むことにします。デュポンたちは、上司の指示で船員として乗り込みます。

しかし、タンタンたちに対する工作は進み、ケメドについた途端、石油を巡る陰謀に巻き込まれます。

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アラブの架空の国を舞台に石油の利権争いを描く

この巻は文字通り「燃える水」=「石油」を巡る物語で、主な舞台はアラブの架空の国ケメドです。

石油の利権争いは、この物語が描かれた1950年(昭和25年)当時だけではなく、今日的テーマでもありますから、現実感があります。

砂漠のこわさと遊牧民の存在を巧みに織り込んだストーリー

「タンタンタイムス」には、砂漠をぐるぐる回ってしまう「ワンデリング」の恐ろしさや、第一次大戦当時の「アラビアのロレンス」率いるベドウィン(アラブの遊牧民)の鉄道爆破などについての解説があります。

この巻のストーリーが、それらを巧みに取り入れていることがわかります。

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商人オリベイラの再登場と、腕白坊主アブダラー初登場

『ファラオの葉巻』で登場した商人オリベイラがまたまた、登場。商才だけでなく、ストーリーテラーとしての才能を発揮してタンタンを助けてくれます。

そしてケメドの首長エザブの息子、アブダラーも登場。いたずらばっかりして、とんでもない腕白坊主なのですが、見ている分にはとても楽しい子どもです。

読後、アラブの国に対して強い印象を残す巻

見どころは、砂漠やアラブの国でのタンタンの活躍でしょう。どの巻でもそうですが、エルジェは、舞台となった国の歴史に興味を持たせてくれます。

この物語もその通りで、読み終わった後、日本とはすべてが違うアラブの国に対して、なんらかの強い印象を抱くことになるでしょう。

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『燃える水の国』のオンライン書店のページ

31×23cm

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DVD

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ビデオ(在庫切れの場合は状況に応じて更新されます)

   タンタンの冒険「燃える水の国」【日本語吹替版】(アマゾン)


『燃える水の国』関連のホームページ

「タンタンの冒険旅行」シリーズの出版社
      福音館書店

タンタンの公式ホームページ
      TINTIN JAPAN

作者 エルジェの母国 ベルギーに関するホームページ
      ベルギー観光局


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