31×23cm
(ベルギー)
エルジェ 作
川口 恵子 訳
大川 おさ武 文字
福音館書店
¥1,680(本体価格¥1,600+税5%)
原作の10冊目、福音館書店では2冊目
原作発表は1942年(昭和17年)。原作の出版順は、10番目。福音館書店の出版順では2番目です。
『ふしぎな流れ星』のあらすじ(冒頭部分のみ)
星空を見上げて愛犬スノーウィと散歩中のタンタンは、北斗七星の中にひときわ大きく明るい星を見つけます。不思議に思ったタンタンは天文台に行き、所長のカリスから、計算によると巨大な流れ星が、翌日地球に衝突すると聞きます。
流れ星が近づいているせいで、暑さがひどくなり、タンタンはこの世の終わりかと覚悟します。しかし、衝突すると言われた時間には地震が起きただけで、流れ星は地球をかすめて通っただけでした。
地球に衝突するというのは、天文台の職員の計算ミスだったのです。所長のカリスの説明では、流れ星のかけらが隕石となって地球に落ちたので、地震が起きたということでした。
その隕石は北極海に落ちたらしいというので、学術調査のため、その隕石を手に入れるべく、調査隊が結成され、タンタンもルポライターとして同行することになります。そして、調査隊の船「オーロラ号」の船長は、ハドックです。
「オーロラ号」のライバル「ピアリー号」が現れ、隕石を目指して、タンタンたちは出航します。ピアリー号の黒幕ボールウィンクルは、金儲けのため、隕石を手に入れたいのでした。
隕石をめぐって、北極海を舞台にした冒険劇
この巻では、北極海を舞台にボールウィンクルの数々の妨害工作を見抜いて、あきらめずに隕石にたどりつこうとするタンタンたちが、描かれます。
更生(?)したハドック船長も登場
前作『金のはさみのカニ』で登場したハドック船長はずいぶん立派(?)になり、もうお酒におぼれてはいません。それどころか、名誉より人命が大事、とかっこいいところも見せてくれます。
ただし、相変わらずお酒は好きで、海員禁酒連盟の名誉会長でありながら、ウィスキーをどっさり船に積み込んでいます。
これは勝手な推測ですが、前作ですっかりお酒に懲りて、一時の気の迷い(?)で禁酒連盟の名誉会長になったのでしょう。何も極端に「禁酒」としなくても、おぼれない程度なら飲んでかまわないと思うのですけれど。
この巻では、ほどほどにたしなんでいるようです。そして山ほどの悪態も絶好調で、ぽんぽん口から出てきます。「バーロー岬」がやっぱり印象的で、以後この言葉がハドック船長を特徴付けます。
興味深い船中の生活と、タンタンの活躍
この巻の見どころは、「船」と後半のタンタンの活躍でしょう。船旅をしたことのない者にとっては、船の中での生活が興味深いと思います。
舞台が北極海なので、航海が進むにつれて寒くなり、タンタンとおそろいの防寒コートを着込んだスノーウィの姿が見られます。
「一番乗り」がそんなに大事?ちょっと疑問も
後半のタンタンは、手に汗握る活躍です。ただ「一番乗り」がそんなに大事かな、と少し疑問を感じますが、この場合は、金儲けを考えている人間に隕石を独占されると、学術調査もままならないということでしょうか。
1940年代という、当時の価値観もあるのかも知れません。
『ふしぎな流れ星』のオンライン書店のページ
31×23cm
ふしぎな流れ星(アマゾン)
ふしぎな流れ星
(セブンアンドワイ)
DVD
タンタンの冒険 ふしぎな流れ星/シドニー行き714便/タンタン アメリカへ
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ビデオ(在庫切れの場合は状況に応じて更新されます)
タンタンの冒険「ふしぎな流れ星」【日本語吹替版】(アマゾン)
『ふしぎな流れ星』関連のホームページ
「タンタンの冒険旅行」シリーズの出版社
福音館書店
タンタンの公式ホームページ
TINTIN JAPAN
作者 エルジェの母国 ベルギーに関するホームページ
ベルギー観光局