31×23cm
(ベルギー)
エルジェ 作
川口 恵子 訳
大川 おさ武 文字
福音館書店
¥1,680(本体価格¥1,600+税5%)
原作の4冊目、福音館書店では8冊目
原作発表は1934年(昭和9年)。原作の出版順は、4番目。福音館書店の出版順では8番目です。
『ファラオの葉巻』のあらすじ(冒頭部分のみ)
船旅をしているタンタン。ポートサイドからスエズ運河を抜けてアデンへ、それからボンベイ、コロンボ、シンガポール、香港、そして最終目的地は上海です。
船は翌日、ポートサイドに着く予定で、のんびり過ごしていたタンタンとスノーウィは、船上でエジプト学者のフィレモン・サイクロンと知り合います。
翌日、一緒に遺跡に行く話がまとまった直後、タンタンはコカイン密輸の濡れ衣を着せられ、船倉に閉じ込められます。
なんとか抜け出してフィレモン・サイクロンと出会えて、カイロ郊外へ。古代のファラオの墓所と思われる遺跡でタンタンは、フィレモンが持っていたパピルスにあるマークと同じマークのついた葉巻を見つけます。
しかし、ちょっと目を離したスキにフィレモンの姿が消え、遺跡の中に入ったタンタンは、今までに行方不明になったエジプト学者たちがミイラにされているのを発見します。
エジプト好きが楽しめる作画の巻
この巻の最初の舞台はエジプトです。表紙に使われている絵もエルジェ流のエジプト壁画。
タンタンとスノーウィが迷い込んだ遺跡の中にもたくさん壁画が描いてあって、エジプト好きには楽しめます。棺が立っているのは、エルジェのユーモアですね。
パピルスはエジプトの特産品
パピルスというのは、この場合は、パピルス草から作られた、パピルス紙に記された文書のことです。エジプトの特産品でした。
お笑い担当の刑事コンビと、やり手商人オリベイラ登場
この巻ではインターポール(国際警察)の刑事デュポンとデュボン、商売上手なポルトガル人のオリベイラが登場します。
ラスタポプロス、アラン・トンプソンも登場、だんだん役者が揃ってきます。初めはかっこよく決めていたデュポンとデュボンの二人もだんだん「お笑い担当」の地金が出てきます。
タンタンファンのアラブの首長も登場
アラブの首長も登場、タンタンファンだと言い、1953年(昭和28年)に発表された『めざすは月』の本を持っています。
この巻『ファラオの葉巻』は1934年(昭和9年)の発表。「タイムパラドックスか!」と一瞬思うものの、これは、現在出版されている『ファラオの葉巻』は後に描き直されたものだということでしょう。
めまぐるしく変化する舞台と、絵の上手さが見どころ
船から砂漠、砂漠から空へ、ジャングルへとめまぐるしく移動、行動するタンタンですが、この舞台の多彩さに加えて、ラクダや象や虎まで、オールスター総出演といったにぎやかさも見どころです。
それにしても、エルジェの絵の上手さを強く感じる巻です。エジプトの壁画、アラブ風の建物、インドの王宮、シバ神の像など、一枚の絵として、一見の価値があります。
『ファラオの葉巻』のオンライン書店のページ
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DVD
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ムーランサール社の日本語版(新聞連載当時のもの)
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『ファラオの葉巻』関連のホームページ
「タンタンの冒険旅行」シリーズの出版社
福音館書店
タンタンの公式ホームページ
TINTIN JAPAN
作者 エルジェの母国 ベルギーに関するホームページ
ベルギー観光局