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「タンタンの冒険旅行」のシリーズより
   『カスタフィオーレ夫人の宝石 −タンタンの冒険旅行9−』

「タンタンの冒険旅行」のシリーズより 『カスタフィオーレ夫人の宝石』 この画像はリンクしていません

31×23cm
(ベルギー)
エルジェ 作
川口 恵子 訳
大川 おさ武 文字
福音館書店
¥1,680(本体価格¥1,600+税5%)


原作の21冊目、福音館書店では9冊目

原作発表は1963年(昭和38年)。原作の出版順は、21番目。福音館書店の出版順では9番目です。


『カスタフィオーレ夫人の宝石』のあらすじ(冒頭部分のみ)

春、五月。タンタンとハドック船長が、スノーウィと一緒に森の中の散歩の途中で、迷子になって泣いていたジプシーの女の子を見つけます。

転んでしまった女の子をジプシーたちの所まで送って行ったふたりですが、汚物処理場の近くでしかキャンプを許されなかったと聞き、ハドック船長はムーランサール城の近くの牧場に来るように誘います。

城に帰ると、カスタフィオーレ夫人から、訪問を知らせる手紙が届いていました。夫人が苦手なハドック船長は、即、旅に出ようとしますが、当日着くという電報まで届いて、慌てた拍子に階段から落ちて捻挫、そこへ夫人が到着します。

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宝石を題材に、人間模様をコメディタッチで描き出す

この巻は、一応カスタフィオーレ夫人の宝石の紛失事件を描いていますが、「紛失」そのものよりも、登場人物たちの織りなす人間模様の方に重きをおいているような印象を受けます。珍しく悪役のいない、コメディタッチの物語です。

とにかくにぎやかな登場人物たち

実は煙たがられているのに、全く相手の感情を感知せず、マイペースで進む夫人と、嫌がりつつも捻挫のせいで逃れられないハドック船長。

そしてタンタン、執事のネストル、トンチンカンなビーカー教授、夫人の衣装係のイルマに、ピアニストのワーグナー、テレビ局と週刊誌関係の人たち、ジプシーたち。

ついでにデュポン、デュボンのおとぼけ刑事コンビに迷惑ランピョン、おまけにスノーウィにオウムのココまで絡み、にぎやかなことこの上なし。

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ジプシーへの偏見があった当時の社会も映し出す

また、忠義者の代表のようなネストルが、ジプシーに対する偏見を持っていたことがわかります。デュポンやデュボンもそう。欧米の小説を読んでいると、よくユダヤ人やジプシーへの偏見が出て来ます。

エルジェ自身は、『タンタンアメリカへ』でもわかるように、偏見のない人だと思われますので、これは当時の社会の空気をそのまま描いたということでしょう。

カスタフィオーレ夫人に振り回されるハドック船長

見どころは、カスタフィオーレ夫人に振り回されるハドック船長です。マイペースこの上ない夫人は、船長のことを勝手な名前で呼びます。「カポック船長」「コダック船長」「タフマック船長」「ブルドック船長」「ハンモック船長」などなど・・・。

まじめな顔して冗談をしているのか、それとも他人の名前はどうでもいいと思っているのか。(ちなみにネストルも「ネスカフェさん」と呼ばれています。)

もっとも船長の方も「カスタードプリン」「カスタトロフィ」などと言っていますので、やっぱり良い勝負かも知れません。

その他、タンタンが名探偵ぶりを発揮してくれますが、この巻ではとにかくコメディを楽しめます。

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『カスタフィオーレ夫人の宝石』のオンライン書店のページ

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   カスタフィオーレ夫人の宝石 icon(セブンアンドワイ)

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 タンタンの冒険 かけた耳/カスタフィオーレ夫人の宝石 icon
                             (セブンアンドワイ)

ビデオ(在庫切れの場合は状況に応じて更新されます)

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『カスタフィオーレ夫人の宝石』関連のホームページ

「タンタンの冒険旅行」シリーズの出版社
      福音館書店

タンタンの公式ホームページ
      TINTIN JAPAN

作者 エルジェの母国 ベルギーに関するホームページ
      ベルギー観光局


クレジット こども図書館ドットコム