22×16cm
(イギリス)
ビアトリクス・ポター 画
フレデリック・ウォーン社 編
北野 佐久子 訳
福音館書店
¥1,155(本体価格¥1,100+税5%)
ピーターラビットのさし絵をたくさん使った料理の本
ビアトリクス・ポターの「ピーターラビットの絵本」シリーズのさし絵を使った、料理の本です。
出版社の年令指定は「小学中学年から」ですが、「ピーターラビットの絵本」シリーズのさし絵がふんだんに使われていて、「ピーターラビット」ファンのおとなも楽しめる作りの絵本です。
表紙は「ピーターラビットの絵本」シリーズの2冊目、『ベンジャミンバニーのおはなし』のラストの絵が使われています。
パーティ用や朝食用などに分類、合計21種類を紹介
まず巻頭に、子ども向けに料理をする前の準備や心構えが述べられています。そしてパーティー用や朝食用などと分けて、合計21種類の料理が紹介されています。
料理名に登場動物の名
この料理には、「ピーターラビットの絵本」シリーズの登場動物(ピーターやタビタなど)の名前を織り込んだ、楽しい名前がついています。どんな名前なのかは、実際に本を開いたときのお楽しみです。
その動物の名前の付いた料理のページを開くと、その動物の登場する物語のさし絵付きでレシピが載っている、という形になっています。
料理に興味がなくても、ポターファンなら楽しめる作り
料理にあまり興味がない人でも、ビアトリクス・ポターの絵のファンであれば、パラパラとページをめくるだけでも楽しめます。いろいろな物語のさし絵がこの1冊に入っているので、その点では豪華な本と言えます。
すべての漢字にルビ、文章も平易で子どもにも読みやすい
小学3年ぐらいでも一人で読めるように、すべての漢字にルビが振ってあります。また、料理の作り方は、平易な表現の文章で書かれています。
レシピの大部分の食材は入手しやすい物
レシピにある食材の大部分は、日本でも入手しやすいものです。しかし、中にはオートミールやピクルスなど、あまりなじみの無い食材も挙げられています。また、タイムやミントの葉など、ハーブが挙げられていることには「イギリス」らしさを感じます。
福音館書店からの第一刷発行は、1993年(平成5年)です。表紙裏の“PETER RABBIT'S COOKERY BOOK”以下の記載によると、本国での原書の発行は1980年(昭和55年)のようです。